あなたの長所はなんですか?
そう聞かれたときに「わたしの長所はコレです」と即答できる人はなかなか少ないかと思います。
しかし、誰しも長所というものはあるはず。
自分では見つけられていなかったり、気付いていなかったりするだけなのかもしれません。
なので今回は長所や強みの見つけ方について書いていきたいと思います。
長所とは?
長所(ちょうしょ)- 性質や性能などで、すぐれているところ。
長所の意味はこんな感じ。すぐれているところ。
これは人と比較したり、客観的な目線から見て「すぐれているところ」という意味だと思うのですが、
ぼくが今回教えるのはまだ自分では気付いていない本当の長所の見つけ方。まだ他人の評価対象になる前の段階の、自分の内に埋もれている長所に気づく方法です。
1つずつ解説していきますね。
ほんとうの長所の見つけ方
自分でもまだ気付いていないほんとうの長所ってどうやって見つけるのでしょう?
そこには行為自身の報酬というものが絡んできます。
行為自身の報酬
↑ この言葉聞いたことありますか?これは何かというと「周囲からの賞賛も報酬も必要としない、好きな行動・作業・思考などのこと」を言います。
簡単に言うと「時が経つのも忘れてやっちゃう行為」のことですね!例えば、
ゲームが好きな人だったらゲーム絵を描くのが好きだったらお絵描き妄想家は妄想をすることなどなど、人によって時を忘れてやっちゃうことって全然違うし、違って当然ですよね!
ぼくの友人であり、現在一緒に「PATERS」という団体を運営しているたにが書いた記事。彼は以前コーチングや人材育成のコンサルをしていたので、この辺のことに詳しいんですね。
「時間も忘れて没頭しちゃうこと」
「誰からの評価も報酬もなくても自らやってしまうこと」
それを行為自身の報酬と呼ぶらしく、これが自分のほんとうの長所だったりするらしいのです。
※行為自身の報酬=その行為をすること自体が自分の報酬となっているようなこと
ぼくの場合
もともと面倒くさがりの僕は、なかなか1つのことを続けるのって難しかったんですよね。そこで友人のたにからこの話を聞き、「自分の行為自身の報酬って何かなあ?」って考えてみたんです。
そしたらね、パッと浮かんだものがあって。
それがこのブログだったんですよね。
もともとぼくは高校生のころからアメーバブログにてブログをほぼ毎日書いていて、専門学校を卒業するまでの約4年間ものあいだブログを書いていました。当時アメブロに書いた記事は900記事以上。
だれに評価されるわけでも賞賛されるわけでもなく、報酬なんて1円も発生していないのに、ほぼ毎日書いていました。いま思えばスゴイなあと思いますが、当時は当たり前に書いていました。それを思い返したときに、これこそが行為自身の報酬であり、長所なのかも。と気付きました。
そして現在にいたります。今ではこのブログが生業になりつつあり、書くこともまったく苦じゃなく、むしろ楽しくって趣味のような感覚です。あの頃の延長みたいな感じ。
自分の長所に気付いて、伸ばすことの大切さに気付いた瞬間でした。
「好き」を分解していく
そんなわけで、まずは「行為自身の報酬」を考えて、過去のジブンを思い返してみて、紙にポンポン書き出していきましょう。
そして次のステップとして、その挙がってきた長所や好きなことを分解していきます。
たとえば僕のブログであれば
・ブログを書いてそれを読んだ人の反応を見るのが好き
・自分のアタマの中に浮かんだことを言語化して書き出すのが好き
・カフェでPCで記事を書いているときの俺オシャレやん?な感じが好き
・自分のブログを読んだ誰かが影響を受けて変わっていく姿を見るのが好き
一般化する
そしてその分解したコトを今度は一般化していきます。たにはこれを野球に例えていました。
「ピッチャーを打ち負かしてホームランを打つ感覚が好き」→【競争性】「チームのみんなが気持ちよくプレーできるように、球拾いしたり、道具を磨くのが好き」→【縁の下の力持ち】「相手チームを分析し、戦略を考えるのが好き」→【戦略的思考性】「自分の指示でチームが勝ったり負けたりする責任感が好き」
分解した「好き」や「長所」たちを
一般的な言葉に落とし込むんですね。
そうすることによって自分の長所をどうやって今のシゴトや社会に活かすことができるのかが分かってきます。
自分で気付けていないだけかも?
そうやって考えると、まだまだ自分で気付いていない長所ってたくさんありそうですよね。これに気付くことによって、今まで知らなかった自分を発見できたり、自己理解も深まります。
いざ社会に出ると、どうしても他人と比較されたり、上司からの評価や競争社会のなかで、だれからの評価も賞賛も報酬もなくても没頭してやっていたことなんて考える機会も少なくなると思います。
そう考えると、埋もれちゃってる長所ってたくさんあるのかもなあ、なんて。
「好き」を見つけたら表現してみよう!
自分の長所や好きなことがわかったら外側に表現してみましょう。
だれかの短所はだれかの長所。だれかの長所はだれかの短所。全部できなくってよくて、おたがいに出来ることや好きなことを表現しあって補い合えばいいんです。
>>長所と短所の関係性。自分の短所を好きになるためのマインド。
まとめ
子どもの頃に夢中になってやっていたことって、ほとんどがこの「行為自身の報酬」なのかもしれないですね。親にいくらやめなさいと言われてもやっちゃってたこと。好きだからですよね。それでもやりたいからですよね。コレってめちゃくちゃ強みだと思うのだ。
でも大人になるにつれて受験やら就職活動やら会社やら上司やらシゴトやらで、周りからの評価やそこに発生する報酬やメリットなどを気にするようになってくる。ほんとうの自分を抑え込むことを覚えるし、周りに評価されるような自分になろうとする。仕方ないことかもなあ。
でもね、誰にだって長所はある。
忘れているだけ。埋もれちゃってるだけ。
それを思い返すキッカケになったなら嬉しいです。
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