
あの人が言うとすごく説得力があるけど、
あの人から聞くとなんか腑に落ちないんだよなあ。
ってときありませんか?
そんなとき、
なんで人によって伝わり方が違うんだろう?
と疑問におもったりします。
そこで考えたことを書いていきます。
言葉の重み=経験

なんで人によって説得力や言葉の重みに
違いが出てくるのか。出てきてしまうのか。
これには " 経験 " が大きく関与しているんだろうなあと思う。
たとえば
「保育」に関してイメージで語る人の言葉と
実際に保育士として現場で働いてる人の言葉とでは
重みが全然ちがう。
これはなんでかというと
その人が実際に見て聞いて体感したリアルが
その人が発する言葉の中に詰まっているからだ。
イメージとリアル

イメージとリアル。
ここには大きな差がある。
イメージとは
「それについてなんとなく知っている状態」や
「それについて抱いている印象」のことで
リアルとは
「それを自分が実際に体験した状態」や
「体験した上でそれについて感じたこと」だと思う。
明確度がちがうんですよね。
説得力や言葉の重みが違ってくるのは
当たり前のことだとおもう。
そして人が欲しがっているのは
イメージではなくリアルな情報であって
そこには安心感がある。
リアルには安心が詰まっていて
そこに人は説得力というものを感じる。
だからたくさんの経験を積みたいと思うし、
ブロガーは「自分の実体験」を綴ると人の心に響くのだとおもう。
バックボーンから感じること

バックボーン(生い立ち)も
言葉の重みに大きく絡んでくる。
やっぱり辛い経験をたくさんしてきた人の言葉はどこか重みがあったりする。ズシンとくるというか。
それは、その人の言葉を聞く上で
「ああ、この人はあんな経験をしてきた上で、今こうゆう考えを持つことが出来ていて、こうゆうことが言えるんだろうな。」
ということを聞く側が無意識に感じるからだとおもう。言葉にバックボーンが上乗せされる感覚。
だからなにかを語る前に
自分のバックボーンや生きてきた経験を
知ってもらうことは大事だなぁとおもう。
ぼくがブログの記事下にプロフィール記事を貼るのはこのためだ。ぼくのバックボーンを知ってもらって、「ぼくの語る" 言葉 "にバックボーンを上乗せしてもらうため。」説得力が全然ちがうのだ。
ブランディング

少しステップアップして、
ブランディングという言葉がある。
たとえば
ロレックス=高い
ダイソー=安い
というイメージは誰しも持っているとおもう。
これはなんでだと思う?
実際に買ってみて「高いなあ」ならわかる。
しかしロレックスで買い物をしたことがない人も
「ロレックスは高い」という認識がある。
体験したこともないのに
このイメージがついてるのはなんでだろう?
そんなことを考えると見えてくる言葉が
ブランドイメージというもの。
ようは「見せ方」というもので、
これは意図的に変えられる。
ロレックスに関していえば
「高級そう」というイメージ付けを
顧客自身がしているのではなくて
ロレックス側がそう思わせるような
「見せ方」をしている。
だから高いものを売っていても売れる。
これがダイソーで高級時計を売っても売れない。
ダイソー=安いというブランドイメージがあるから。
このように企業は自分たちが見せたいイメージ付けを意図的に仕掛けていたりする。もちろん品質や能力ありきのものですが。
そしてこの「見せ方」を意図的に作ることを
ブランディングという。
人にもブランドは付く

「人」にもブランドは付く。
分かりやすい例でいうと
はあちゅうの本が売れる、イケハヤのnoteが売れるというのは「その人だから」という要素が大きい。
この二人はブランディングが本当にうまい。
あの人の言うことだから本当だ。
あの人がやってることだから良いことなんだろう。というのも同じようなもので、
その「だから」の部分がブランドであって
そこには信用がある。
そしてこれは見せ方次第で作れたりする。
もちろん質や能力があってのものだけど。
つまり
その人がどれだけ素敵なバックボーンを持ってて豊富な経験を積んでいても「見せ方」が悪いと、人にうまく伝わらない可能性がありますよってこと。
内容めっちゃ良いのに表紙がダサい本は
売れにくいですよってこと。
できそうな人は意識してみましょう。
ブランディングに関してもっと深く知りたい人は
この本がおすすめ。
パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
posted with ヨメレバ
ピーター・モントヤ,ティム・ヴァンディー 東洋経済新報社 2005-06-01
まとめ

こうやって噛み砕いてみてみると
なんで人によって説得力がちがうのかが
分かってくるかとおもいます。
結局は信用度というものが説得力に直結しています。
だからまずは
とりあえず色々なことをやってみる。
そしてたくさんの経験を積むこと。
多くのことをリアルに知ること。
それが積み重なったものが
その人のバックボーンというものに
なっていきます。
そしてそれをちゃんと伝えたい形で見せて
あなた自身の言葉で語る。
つまりその人の
「人としての深み」みたいなものが言葉の重みに繋がってくるのかなあと僕は考えます。
これらを普段から意識して、
影響力のある大人になっていけたらなと思います。
パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
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ピーター・モントヤ,ティム・ヴァンディー 東洋経済新報社 2005-06-01