
「脳天突き抜けるくらい辛いカレーがあるらしいで。」
そんなわくわくワードを聞いた僕らは
祐天寺の駅前に集まった。
挑戦
なんにでも興味があるのが20代。
そして未知のものとなるとなおさらだ。
いろいろなものにチャレンジしてきた自信はあるが
「辛さ」に挑んだことはなかった。
だからまずこの話が来たときに、
挑まない理由はなかったのである。
メンバー
軽くメンバーの紹介をしよう。

まず辛いのが得意なあきよし。
激辛グルメを見つけては行ったりしているらしい。
なかなかの強者である。
辛いの耐性:★★★★★
ノリ:★★★★★
恋愛映画:泣く

次に今ぼくが男3人シェアハウスで
一緒に住んでいるたに。
辛いのは好きだという。
イケメンなのは自覚しているらしい。
辛いの耐性:★★★★☆
代謝:★★★★★
髪質:★☆☆☆☆

そして僕。通称しみ。
辛いのは普通くらい。いたって標準である。
最近乾燥でやられがち。
辛いの耐性:★★★☆☆
整った輪郭:★☆☆☆☆
夜ふかし:★★★★★

次に、辛いのが苦手なYuto。
表参道で美容師をしているという、
なんともモテそうな肩書き。
ぼくも毎度カットでお世話になっている。
そして大阪出身の関西弁。
今回の企画の発案者。
辛いの耐性:★★☆☆☆
おしゃれ:★★★★★
好きなタイプ:ゆるふわ女子

最後に辛いのが超苦手なayaka。
ゆる活ナース。パリピ。
ゲレンデで怪我しがち。
辛いの耐性:★☆☆☆☆
音量:★★★★★
賢さ:☆☆☆☆☆
「この企画に反応する」ということは
みんなどこか一本ネジが外れているのである。
お店
祐天寺の駅から3〜4分のところにある
カーナピーナというところがとにかく辛いらしい。
可愛いらしい名前に騙されないようにせねば。

意気揚々と向かう。
アトラクションに乗るかのようなテンションである。
無事お店に到着。

おそるおそる来店してみる。

当たり前だが、この時点ではまだ辛くない。
ぼくらの戦いがはじまった。
店内
時間が遅かったのもあるからか、
店内はぼくらだけだった。

そしてお店に入ってまず感じたのが香辛料の香り。
ぼくの知っているカレー屋さんのそれとは違った。
しかしこの程度ではビビらない。想定内だ。
落ち着いた表情で席につき、雑談を交わす。
メニュー

メニューがきた。どれどれ。
いろいろな種類のカレーがあるらしい。

引用:B級グルメランチ紀行
辛さは上から順に
ホット・セミホット・マイルドがあった。
「どれ頼む?」誰が言った。
もちろんホットである。
残してしまうのはさすがにお店に申し訳ないので
辛いの苦手なYutoはセミホット、
辛いの超苦手なayakaはマイルドにした。
もちろんホットも食べてみるという条件付きだ。
注文
店員さんが来る。
「何にしますか?」
たに「ホットで。」
店員さん「かなり辛いですが大丈夫ですか?」
すこし沈黙があった。
おそらくみんな「え、そんなにやばいの?」
と考えていた。
全員の注文が終わって店員さんが戻ったあと、
「ちょっとまじで辛そうだね。。」という会話で
盛り上がった。
辛くないと成り立たない企画なので
こちらとしては期待通りである。
カレー
いよいよモンスター(カレー)が来る。
こちらがマイルド。普通のカレーよりすこし辛そうだ。

そしてこちらが噂のホット。

赤黒い。
この色のカレーは初めて見た。
そしてスプーンですくってみる。
…味噌!?
それはカレーのルーだとは思えないくらい
ドロドロであった。
食す。
いよいよ勝負の時がきた。
食べよう。
みんなスプーン一杯、並々に入れて食べる。
辛いの超苦手なayaka

パクッ。

辛いぃぃぃ〜!!!!

水!水!

ホラー映画のようなリアクション。笑
辛いの苦手なYuto

パクッ。

ゴホッ。え、辛っ!!

むりむりむり。これ無理や。
辛いの普通なしみ。

パクッ。

かっら!!!!息が熱い!!

顔www
辛いの好きなたに。

パクッ。

辛あぁぁああぁぁ!!

汗wwwww

汗がすごいwww
辛いの得意なあきよし

パクッ。

イケるっ!!おいしい!!
今まで食べた中で一番辛いけど!
全員「え、あきよしすげえ。。」
数十分後

大量の汗をかきながらも完食したたに。
胸のあたりを触りながら
「食道にも味覚があるんだね。あっつい!」

ペロリと食べたあきよし。
辛いものグルメなだけある。


戦いを諦めはじめた2人www
カレーから気をそらす。
しかしカレーが冷めてきた頃、
「…!! イケる!」
冷めたことによって辛さが軽減したのである。
ここだ。今しかない。
そのタイミングを逃さず一気に食べきる。
無事完食ができた。勝利。
帰り際ぼくらは店員さんに聞いた。
「なんでこんなに辛いんですか?」
「辛いって言われても辛くないところが多いでしょ?それだと騙された感じになるから。なるべく期待に応えたいので。」
ぷ、プロである。
※もちろん辛いだけじゃなく、ちゃんと美味しい。カレーとしてのレベルもとても高い。
勝利のアイス
帰り道、ゆうとの様子がおかしい。

刺激物のせいで胃が痛くて
身体をまっすぐにできないらしい。
それを見てゲラゲラ笑った。
そしてぼくらは帰り道アイスを買った。
このときの130円のアイスは
どんな高級スイーツよりも美味かった。

胃が喜ぶのを感じた。
余談
ここのお店にはかつて
「スペシャルホット」というメニューがあったらしい。
ぼくらが食べたホットよりも辛いものだ。
それはそれは脳天を突き抜けるらしい。
しかし食べられなくて残す人が続出したために
お客様に出すのはやめたらしい。
まとめ

辛いものは人をドキドキさせてくれる。
まるでアトラクションである。
そして、辛いものは美味しい。
なぜかまた行きたくなるのが不思議だ。
辛いのが好きな人も苦手な人も
カーナピーナに挑戦してみるといい。
かなり面白い写真が撮れるとおもう。
その時は、みんなこれだけは約束してほしい。
残さずに食べましょう!!!
(途中諦めようとしたやつが言う)
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