ぼくは日曜日の朝7時からやっている
「ボクらの時代」という番組が大好きなんです。
早起き苦手なのでたまにしか見られませんが←

芸人や俳優、作家さんやプロデューサーや映画監督などさまざまな分野のゲストが登場し、「3人でフリートークをする」というゆるい番組でして。リビングで話してるようなフランクさでとても好きです。
眠りまなこでポワーンとしてて
意識が斜め上あたりにある状態でみんながまだ
寝静まってる中、早起きして見れたときのあのヘッヘッヘ感が最高にいいのです。たまらないのです。
その僕らの時代の中での言葉
「人生に勝ち負けはないと思う。生まれてきちゃったから。でも、仕事に勝ち負けはあるよ。自分で選んでるから。」
(石井裕也/僕らの時代)
石井裕也さんのこの言葉が
最高にカッコよかったんですよね。

しかもこの日は
池松壮亮 × 妻夫木聡 × 石井裕也
というなんとも渋い組み合わせ(神様ありがとう)
知ってる方も多いと思いますが、石井裕也さんとは
映画監督をされている方で、「舟を編む」などが代表作です。

1. 人生に勝ち負けはない
人生に勝ち負けはないとおもいます。
勝ち負けをつけるということは
「相手がいる」ことになりますし、
「比較をする」ということになります。
まず、比較するものでもないですし
勝ち負けを測る基準もありません。
そして勝ち負けがない一番の理由は
そこに「本人の気持ち」が関与しているから
だとおもいます。
その本人が勝ちだと思ったら勝ちですし、
負けたと思えば負けです。
これに基準はないですし、
人それぞれの判断になります。
「人生」とは主観的なモノなのです。
2. 仕事に勝ち負けはある
先ほどのことと比較して書くならば
仕事には相手がいます。
お客さんや(敵対するという意味では)ライバル会社もですね。
そして仕事は比較されます。
その提供しているモノやサービスの価値にお金を払うのは「お客さん」なので。つまり仕事の場合、
評価や価値に対して、ちゃんと数値として
結果(勝ち負け)がでます。
売り上げや利益や収入ってやつですね。
そこに『本人の気持ち』は関与していません。
「仕事」とは客観的なモノなのです。

3. 食べていくということ
もちろんその仕事をしていて
「楽しいのか」とか「幸せか」とか「やりがい」
という話なら、勝ち負けなんてないと思います。
そこには『本人の気持ち』が関与しているので。
しかしぼくらは仕事で稼いだお金で
食べていかなければなりません。
家族がいる方なら、全員養わなければなりません。
そうなると、「人の気持ち」以外に
「稼ぐ」ということが必要になってきます。
must なんですよね。稼がないといけないんです。
生きるために。大切な家族を生かすために。
そうなってくると
勝ち負けというものが出てきます。
「稼ぐ」とはお金をいただくことで、
お金は価値に対して払われます。
その価値にお金を払うのは「お客さん」で
価値があるかどうかを決めるのもお客さんです。
当然そこには比較や評価がつきまといます。
お金というのは仕事と同じく客観的なモノなのです。

食べていかないといけないという must に対して
「お金」が必要で、お金とは客観的なものなので
お客さんからの評価が数値化された
「結果(勝ち負け)」が必要なんですね。
客観的な評価のもとに成り立つから、
仕事には勝ち負けがあるんだとおもいます。
4. 仕事は自分で選んでいる

そして仕事は自分で選んでいます。
やらされるようにブーブー愚痴を言いながら
働いている人もたまに見かけますが、
誰に選ばされているわけでもないんです。
だから負けたら自分のせいで、
勝ったら自分のおかげでいいと思うんです。
誤解を恐れずに言うならば、
稼げないのは上司のせいでも会社のせいでもないんです。自分の責任です。
その会社を選んだのはあなたで、
上司が嫌で仕方ないのに改善したり辞める判断を
とらないのもあなたです。
ネットが普及したこの時代、
会社に頼らず自分で稼ぐ方法はいくらでもありますし、いくらでも検索ができます。人は本気ならアンテナを張ります。
自分で選ぼうとしていないだけなんですよね。
自分でちゃんと選べるようになりたい人は
こちらの記事を読んでみてください。
5. まとめ
ぼくが石井裕也さんの発言に対して
「カッコいいなあ」とおもったのは、
「仕事において勝ってるから」とか
「いい言葉を言ったから」とかでもなくて
自分とその大切な家族が食べていくために
仕事というものにおいて勝たなきゃいけなくて、
その大きな荷物を背負う「覚悟」と、
「おれはこれで勝つよ」っていう
仕事に対する「姿勢」や「誇り」を感じたからなんです。
そんな仕事を選んでそんな背中を見せられる
ロックな大人になりたいなあなんてぼんやり思った
ある日曜の朝でしたとさ。
