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【柔道整復師のすべて】資格や専門学校、就職先、年収等を現役柔整師がまとめた


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どうも、柔道整復師4年目の「しみ」です!

僕のもつこの「柔道整復師」という資格ですが、知名度が低いためにいろいろ質問されることが多いです。

柔道やってる人なの?とか

なにその資格?とか

いい仕事なのになかなか認知されていない
悔しさみたいなものがありました。

なので今日はそんな人たちのため、そしてこれからこの仕事を目指そうとする柔道整復師の卵のみなさんに向けて柔道整復師のすべてを書いていきます。
 

柔道整復師とは?

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柔道整復師(じゅうどうせいふくし)とは、業として柔道整復を行うことができる国家資格、あるいはその国家資格を持つ者。


顎関節脱臼では医師・柔道整復師以外では歯科医も脱臼の整復が許されている。柔道整復師は、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷・筋健など軟部組織の損傷の治療を行うことができる。

柔道整復師 - Wikipedia


柔道整復師ってなに?
という人も多いとおもいます。聞き慣れないコトバですよね。

柔道整復師というシゴトは、分かりやすく言うと「接骨院や整骨院の先生」ですね。いちばん馴染みがあるかと思います。

ほかにもスポーツトレーナーや介護施設での機能訓練指導員、整形外科で勤めている人もいます。なかなかいろんなことができる資格です。

骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)・筋健などの治療ができ、それらを治すことに特化した仕事です。ほぐしなどのリラクゼーション目的の慰安行為とちがって、国が認めた医療行為になります。
 

国家資格なんです


柔道整復師は国家資格であり、つまり国が認可している医療行為になるので、場合によって健康保険を適応しての治療ができます

保険適応のものとしては急性または亜急性の外傷であり、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷に該当するものですね。

ただし骨折と脱臼を治療する際は、医師の許可が必要です。応急処置としてなら許可なしでも認められます。

開業権もあるので自分で「接骨院」や「整骨院」を開院することができます。
 

接骨院と整骨院のちがいって?


これは聞かれることが多いのですが、ちがいはありません。名前が違うだけです(笑)

どっちの名で開院してもオーケーなんです。
ただ「整体院」となると違います。こちらは無資格でも開院できます。くわしくはコチラの記事に書きました↓

>>整体・接骨院・整骨院・ほぐし・マッサージの違いを説明する

病院等のドクターが西洋医学なら、柔道整復師は東洋医学にあたります。東洋から伝わってきた医学。鍼灸や漢方などもそうですね。治療法としては主に人間の自然治癒力や免疫力にフォーカスしたものだったりします。
 

この仕事の起源


諸説あるのですが、柔道整復師の起源をたどると、その昔「柔術」という武術が使われていたんですね。その柔術には活法殺法という二つの要素がありました。

活法とは「活かす法」つまり医術に近いもので、殺法とは「殺す法」つまり競技としての柔道のことですね。

日本では柔道家の人たちはこの活法と殺法を習得していました。活法(医術)も感覚レベルで体得していたんですよね。だからご高齢の方からは「脱臼したり軽いケガをしたときは道場にいってた」という話をよく聞きます。

で、この柔道家さんたちの活法という技術を体系化したものが「柔道整復術」となり、それが1993年に厚生労働省より国家資格として認められました。

そしてぼくらはそれを専門学校でまなび、治療家としての道を歩みます。活法のみならず殺法も学ぼうということで、なぜか専門学校では柔道の授業も必須であります(笑)

一応ぼくは黒帯まで取りましたが、これは最後までなんでやっているのか必要性が分かりませんでした(笑)
 

特徴


ぼくらの扱う柔道整復術の特徴というか、ドクターとのちがいは「検査機器を使わないこと」です。ケガをしてきた患者さんを診断するときにレントゲンもMRIも使いません。というより法律的に使えません。

代わりに徒手検査法というものをおこないます。つまり自分の手で触れたり、動的検査などをして診断します。なので検査機器がなくても、身ひとつで行って診断から治療までをおこなうことができます。

もちろん治していくにあたって超音波治療器や低周波やその他の医療機器は使ったりもしますが、検査においては基本的に「」と「」でおこない、経験と知識にもとづいて診断していきます。
 

柔道整復師の仕事内容


柔道整復師の仕事内容としては、むずかしい言葉で言うのなら

骨・筋・腱・関節・靭帯などに「急性、亜急性の外力」が加わることによって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)などの損傷に対して、非観血的療法(手術をしないで治すこと)によって、整復・手技・物理療法・固定などをおこない、人間の持つ自然治癒能力を最大限に発揮させる治療をおこなうことです。

知らない人にとっては「なんのこっちゃ?」という感じですよね。カンタンに言うと、

あなたのカラダがもともと持ってる「ケガを治す力」を最大限に引き出すための施述とか固定(包帯・テーピング・ギプス等)をして、ケガ(損傷)を治しまっせ!みたいな感じです。ザックリ言うと。

手術レベルのものや出血のあるもの、内科系、神経系、精神系が原因のものは柔道整復師の手に負える範囲外になるので、そういう患者さんが来院した場合はドクターに任せます。

柔道整復師になるには?

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ここからは「柔道整復師になるにはどうしたらいいの?」という部分に触れていきます。

国家資格を取るためにはまず専門学校へ


一般的に柔道整復師を目指そうと志したら、まず専門学校に3年間通う必要があります。これはマストです。なかには4年制の大学に組み込まれているところもありますが、基本的には柔道整復師の国家資格をとるだけなら3年間の専門でOKです。

今では学校数も増え、全国に100校近くの柔道整復師の専門学校があります。

>>柔道整復専門学校一覧


入学試験なんかは正直カンタンです。
どの学校もわりとゆるいです。そんなに気負う必要はありません。ぼくはAO入試で高3の夏には合格通知を手にしました。


むしろ入ってからが大変です。

専門学校では骨と筋肉や関節などのカラダの仕組み全般から、病理学や生理学なども学んでいきます。ぼくは最初「教科数多すぎやろ・・」ってなりました(笑)

学力が追いつかずに留年する友人も数人いました。
 

国家試験を受ける


卒業試験に合格し、学校からの卒業認定がもらえたら、いよいよ国家試験を受けることができます。

これが受験科目と試験内容↓

 

解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論、関係法規

試験問題は200問と必修問題30問の合計230問のマークシート式である。従来200問だった問題数は230問に増やされている。必修問題は正答率8割が合格ラインとなっている。他の問題ができていても必修問題で2割以上不正解があれば不合格となる仕組みである。

柔道整復師 - Wikipedia


そう、11教科ほどあります。
しかもアタマを使って計算なんてものは一切なく、すべて暗記科目です。受験シーズン終盤はなんだか頭がおかしくなってきます。暗記サイボーグになりますw

ホネ、筋肉、関節、靭帯、血管、神経、ホルモン、内臓器、病気などなど。すべて暗記。カラダの仕組みや構造を網羅します。

おすすめの勉強法に関しては別記事にて書こうと思います。

で、無事卒業して国家試験に合格したら、晴れて柔道整復師なわけです。おめでとう。
 

柔道整復師の就職先とその後

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治療家としては国家資格を取ってからがむしろスタート。

国家資格をとった時点では、国家試験の勉強だけして、知識だけ詰め込んだ頭でっかちな状態でして、基本的にはそこから各就職先で手技や治療法などを教わります。

おなじ専門学校を卒業したメンバーも例に逆らわず、定石通りに就職していきました。

・接骨院整骨院

・整形外科(リハビリメイン)

・介護施設での機能訓練指導員

・スポーツトレーナー

などがメインの就職先になりますかね。整形外科では積極的に骨折や脱臼の整復をさせてもらえるところもあります。ドクター次第ですね。

トレーナー目指して海外にいっちゃう人もいましたが。ぼくなんかは開業もせずにフリーでやっているので異例なパターンかもしれません。

この資格をもっていれば
基本、働き口には困りません。

選ばなければ就職先はいくらでもありますし、人材を欲しがっているところも多いです。

そしてある程度力をつけたら、自分で開業したり、雇われ院長をしたり、大きめなグループ会社なら社内で統括やエリアマネージャーなど、上のポジションについてマネジメントに回ったりと、

そんなんがだいたい柔道整復師の一般的な道すじだったりします。昇進に興味を示さずにそのままスタッフとして働く人も多いです。
 

柔道整復師の平均年収

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年収としてはこんな感じ。 

平均年収:年収300万円から700万円未満

heikinnenshu.jp

これは他社サイトに載っていたものですが、だいたいこのくらいかと思います。

ぼくの周りの友人たちの話を聞いて統計した感じだと、初任給は18〜24万円くらい、そこから昇給していく人もいればそのままの人もいます。昇給といっても一年で1〜2万円という人も多いです。

ボーナスは出るところと出ないところがあります。なんせ個人(自営)でやってる接骨院などが多いので。これは極端に差があります。

グループ院を出して店舗展開し、法人化しているところならばこのへんの待遇も良いところが多いです。

病院や、介護などのデイサービスで勤めると、仕事においての環境は良いとよく聞きます。就業時間は決まっていて、ボーナスもあるし、有給もあって休みもしっかり取れる。

自営の接骨院だと、ボーナスがなく、就業時間も早朝〜診療後も残って勉強会や技術練習などをしたりして遅くなるところも多く、有給もなく、社会保険もなかったりします。

雇われ院長だと月給25〜35万くらいなイメージです。そこからの上乗せはノルマに対しての成果による歩合みたいなところが多いかと。マネジメントや経営サイドで関われたらもっと貰えるかと思います。

自分で開業したとしたら年収はあなた次第ですね。

これらはあくまでぼくの周りの友人たちから聞いた情報ですが、けっこう当たっているかと思います。


ぼく個人の意見としては、働きやすさなども大事ですが、若いうちは技術のある院で厳しくともしっかり経験を積むことをオススメします。

まいにち遅くまで練習したり、昼休憩も勉強したり、週に1回しかない休みの日もセミナーにいったりと、すべてを捧げているような感じでしたが、あの頃があったから今の自分がいると自信をもって言い切れます。だから、とても感謝しています。
 

柔道整復師として働いてみての感想

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いい仕事です。めちゃめちゃいい仕事です。

ケガをして来院された患者さんが良くなっていく過程をみて嬉しくなりますし、「おかげで治ったよ、ありがとう」と言われると感動して泣きそうになります。

スポーツをがんばっている学生やチビッコたちとの「運動しちゃダメだぞ」「やだ」というドクターストップ合戦も、

痛みに悩まされるお年寄りの方が治ったときに見せる笑顔も、

ケガをして精神的にも落ちていたひとが治るにつれて元気に前向きになっていく姿も、何にも変えられない喜びとやりがいがあります。

だから、今ぼくはいろいろな活動を並行してやっていますが「治療」だけは今でも定期的にしているし、生涯続けていくのだと思います。

業界の現状


これを読んでいる人の中で、これから柔道整復師を目指す人たちもいると思うので、いまの柔道整復師業界の現状を知っている範囲で話します。

現在、柔道整復師は飽和状態にあり、接骨院や整骨院は、首都圏だと「一駅」に5院もあると言われています。多すぎるがゆえに患者さんの取り合いみたいになっていることもあります。

というのも、年々柔道整復師の専門学校が増えていて、もともと3校くらいしかなかったのが今では100校近くあります。つまり毎年かなりの数の柔道整復師が輩出されます。

それにともなって押し上げられるように実力をつけた人はドンドン独立していき、接骨院は増えていきます。なので柔道整復師が増えても就職先はたくさんあるんですね。


むかしの柔道整復師さんはたくさん稼げていました。というのも、保険制度が今よりもゆるかったために、多少おおめに保険料を申請しても降りたんですね。4〜5部位で申請することなんて当たり前の時代がありました。

今は保険制度がかなり厳しくなっていて、2〜3部位での申請が限界だったりします。つまりむかしと比べて売り上げも半分くらい。まあでもそのおかげで適正に保険が使われるようになりました。

これは年々厳しくなっています。なので、これからは小手先の技術だけではなく、ちゃんと真面目にやっていて、日々成長していく向上心のある院が残っていくのだと思います。ある意味で業界内の適正化が起きていて、ちゃんとやっていなかった院は潰れていっています。

しかしながら僕はこれを良い兆候だと捉えていて、ちゃんと評価され、残るべき院が残っていくのは今後の柔道整復師にとって前向きな流れだと思います。

ぼくは既存の柔道整復師の概念を壊したくて、柔道整復師の新しい生き方や働き方を示していけたらいいなあと思っています。

ぼくのようにメディアを運営したり、BARを開業したり、そんな柔道整復師はまだ見たことがないので(笑)古い伝統にこだわらないで今までの概念を壊していくからこそ、新しい波が生まれて業界の成長につながると思っています。

いい仕事なのでなくなってほしくないですし、国民から必要とされるべき仕事だと思うのでなくなることはないと思います。ですが、そんな現状があることを知っておくと良いかもしれません。
 

柔道整復師に向いている人

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僕が思うに、人と接することが好きな人はこの仕事が向いていると思います。患者さんを治していくために当然「コミュニケーション」というのはとても大切になってきます。身体に触るわけですからね。

まず信頼関係を築いて心を開いてもらわないことには患者さんの緊張がとれませんし、どこか力が入ってしまっていては治療効果が出にくくなります。そうゆう意味でも人との会話やコミュニケーションが好きな人には向いてるのかなと。

あと探究心の強い人ですね。ヒトの身体というのは正解がなく、治療していくなかでいくら技術が向上しても " 治せない痛み " というものは出てきます。超えても超えても壁があるような感じです。そこに「なんでだろう?」と疑問を持ち、何度もトライできる人はどんどん経験が積まれていき治せる怪我も増えていきます。

そして最後はやさしい人です。だれかを助けてあげたい。痛みに苦しんでいる人を救いたい。どうにかしてやりたい。そう心から思える人はいい治療家になりますし、これは天性の才能だと思います。人の心に寄り添える温かい治療家になれることでしょう。

 

柔道整復師の明るい未来を願っています

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柔道整復師という仕事について好きなだけ語らせていただきました。それだけこの仕事が好きだということです。お読みいただきありがとうございます。


なにやらたまに不正な保険受給や水増し問題などがテレビで取り上げられたりもしていますが、それは一部の悪徳な柔道整復師がやっていることです。

ほとんどの柔道整復師さんは、人として立派な人格をもっていますし、素敵な人が多いです。それだけたくさんの人と向き合い、たくさんのケガと向き合うからだと思います。なんせ、信頼がすべての仕事ですからね。

誤解されずに伝わったなら嬉しいです。